瀬戸内国際芸術祭2010「犬島→ 岡山」帰路編
豊島から犬島へ。
旅の計画をしていた時に、いっちばん行きたかった場所。
犬島。レンガの島。
まずは腹ごしらえ!
「Trees」さんへ。
カレーしかないんだけど。
といわれて、いただきました。
美味し〜!
お野菜いっぱい!お肉ほろほろ!
ごちそおさまです!
海と空とレンガの島。
コントラストが本当に奇麗!
雨の空模様も、
もの寂しい感じでなんともいい。
「犬島製錬所」
外観だけで、たたずまいだけでもうすごい。いい。
入るや否や、落ち着いた声のトーンでガイドさんが話されるんです。
「この建物は、いっさいの暖房器具、電気を利用せず、自然の採光、
風の通り道を利用してつくられた、自然を循環させてつくる施設です。」などと。
※以下、公式サイトより引用。
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「在るものを活かし、無いものを創る」というコンセプトのもと作られた
「精錬所」は既存の煙突やカラミ煉瓦、太陽や地熱などの
自然エネルギーを利用した環境に不可を与えない三分一博志の建築と、
日本の近代化に警鐘をならした三島由紀夫をモチーフにした柳幸典の作品、
また植物の力を利用した高度な水質浄化システムを導入しています。
「遺産、建築、アート、環境」による新たな地域創造のモデルとして、
循環型社会を意識したプロジェクトといえます。
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「在るものを活かし、無いものを創る」
ってすごい言葉ですよね。
でも、製錬所は、できているんですよね。
だからすごい。
またきたい。また、絶対に来ます。
ただ、気になる文言が公式サイトにあったので、ぜひのせておきたい。
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ご入場に際してのお願い
敷地内には遺構や自然環境をそのまま残している部分があり、
一部危険区域(倒壊・陥没、等)があります。
ご見学は個人の責任にてお願いいたします。
また中学生以下の方は保護者同伴でお越しください。
なお敷地内での事故及び怪我について、当方では一切の責任を負いかねます。
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製錬所をあとにし、島の家プロジェクトをぐるっと見ます。
インスタレーションは製錬所と同じく「柳幸典」さん。
建築は有名な「妹島和世」さん。
せじまかずよさんの金沢21世紀美術館は次にいってみたい場所でもあります。
直島の海の駅もそうなんですねー。
カニ!
なんていいながら、夜ご飯を確保すべく、
ちかくのおにぎり屋さんに。
おばちゃんと談笑。
「もう4つしかつくれんよう〜」
「4つでいいよ〜」
「こんなんじゃもうからんねえ〜。ははは〜。」
「島には何人くらい住んでるの?」
「50人くらいかねえ。」
「ご、ごじゅうにん!?」
そなんです。そんなもんなんですね。
食材も、フェリーで1500円かけて買い出しいって
島にかえてきて、営んで、もうたいへんだろな。
またくる時まで、元気でいてて欲しいな。そのままで居て欲しいな。
そんなこんなで最終のフェリーで岡山に帰る時間。
ほんとうにあっという間で、いい糧になった旅で。
一緒に旅したマリさんには迷惑かけっぱなしで、
あとからものすご、反省ばかりだったけど、
良い旅を、ありがとうございました!
出会ったみなさまにも! 島にも! ごはんにも!
心の底から、ありがとうございました!
またいつか絶対に来るよ。